家庭の水回りの中でも、トイレは詰りや水漏れなど、トラブルが発生する頻度の高い場所です。特に、排水管の老朽化に伴う水漏れや異物を落としてしまい詰まってしまった際には無理に自己解決しようとせず、修理業者に依頼することが賢明です。ただし、トラブルの中には自分で解決が可能な場合があります。自分で解決できるトラブルで最も頻度の高い例がトイレットペーパーや排泄物によるトイレ詰りです。

キーホルダーや鍵などの異物を流してしまった場合、自分で取りだすことは難しいですが、これらの詰りの場合には、いくつかの方法があります。まず第一にお湯で詰りの原因を溶かす方法です。バケツ一杯のお湯を用意し、上から勢いよく便器内に流し込みます。３回程度お湯を流し込んだら、お湯で溶けるまでしばらく放置します。

その後、再び水を流して流れるようであればこれで解決です。もしもこの方法で解決しない場合には、ラバーカップによって詰りの原因をかき出します。まずラバーカップを便器の排水口に密着させ、勢いよく引きます。引いた時の力により詰りの原因が上に引き上げられ、水が流れるようになります。

多くの場合はこれらの方法を試すことで解決できますが、これでも直らない場合には、無理をせず専門の修理業者に依頼しましょう。無理に自己解決しようとすると、最悪の場合便器の破損に繋がる可能性もあります。また、修理業者はトラブル解決のプロです。手早く確実に治すことが可能なため、自分で解決できるトラブルかどうか見極め、無理なようなら早めに頼みましょう。